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音影列伝 第一章

これは多次元宇宙(パラレルワールド)における、ある異次元世界でのお話。

古くから歴史の裏で暗躍してきた忍者達。
彼等は現代社会でもその姿を隠しながら存在し続け、歴史的な大事件の裏では必ずと言って
良い程その影を表し、超人的な力で世界を裏から動かしてきた。

歴史と共に各地にあった忍の里も全国統一化され、
政府の省庁の一つのような形をとってその任務に当たっていた。
しかし、世の中が腐敗していくにつれて忍の里も腐敗してしまった。
事もあろうに忍の里の長である幻朧斎が、政府の悪徳政治家達と結託し、私腹を肥やし出したのだ。
さらには私利私欲の為の任務を忍者達に課すようにすらなってしまった。

それに気づいた一部の忍者達が里の長、幻朧斎に異を唱えたのだが、逆に濡れ衣を着せられて
里を追われる身となっ てしまった。
革命を起こすにも多勢に無勢。腐敗しきっていた忍の里からは賛同者は現れず、仲間だと思っていた忍者達さえ、我 が身可愛さから矛盾を感じながらも体制側へまわっていってしまった。

最終的に残ったのはたった五人の忍者。
彼等は究極秘術とされる忍術「異次元転生之術」を使い、この世界へやってきた。
それぞれの忍者が異次元における我が身を借り、その姿で新たな正義の忍の軍団の結成を誓った。

この世界にいる忍者としての素質のある者達を捜し、音を駆使した術を使って修行を施し、
新たな正義の忍の軍団を 作り上げようとする忍者集団、それが「音影」である。