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音影列伝 第二章

音影にとっての異次元、即ち本文読者諸氏にとってのこの世界で、五人はまず仲間集めに奔走した。不特定多数の若者の集まる場所を調査した結果、ライブハウスを狙うのが得策と判断した音影は、2007年11月29 日の池袋CYBERでの公演を皮切りに、都内を中心に様々な会場で音を駆使した忍術を使い、公演を重ねていった。

新たな仲間達の忍術修行の為に用意した楽曲忍術、「音影九字/お祭り忍者」入りの円盤500 枚も、数回の公演で配布終了となり、着々と仲間を増やし、そしてその仲間達へ忍術修行を施していった。

隊員それぞれが様々な任務をこなしながら、仲間集めの公演も回数を重ねていく中で、特に忍術修行に絶大な効果を上げた楽曲忍術「忍法乱舞之術/いろは恋歌」入りの円盤の全国発売が決定。さらに活動の世界を広げようとしていたその矢先に、謎解きの旅という理由で音影に参加していた医九麿が、公演三日前に「脱退します」との置き手紙を残し、突如謎の失踪を遂げた。

謎が謎を呼び、困惑した隊員達であったが、その謎を解くためにもさらなる結束を固め、仲間達と共にさらに精進しいこうと決意し、2008年7月16日、無事に「忍法乱舞之術/ いろは恋歌」を全国発売。そしてその翌日には音影主催企画「宴之陣」の第1回目を池袋CYBERで開催した。

そこで登場した助っ人忍者、佐々木博史の働きによって、医九麿失踪の謎、つまり、医九麿は幻朧斎の忍術によって洗脳され、音影の動きを全て暴露した上で殺されていた事も明らかになった。かつての仲間の死、そして音影の動きを知られてしまっていたという新たな事実… 複雑な思いにかられながらも、ならば一層仲間を増やすために全力を尽くしていこうと決意する音影であった。

そんな音影と、音影の仲間達の前に、遂に敵の影が忍び寄る。風雲急を告げる展開。音影の嵐の夏は、ここに始まったのである。