第一章 / 第二章 / 第三章 / 第四章 / 第五章 / 第六章 / 第七章 / 第八章 / 第九章 / 第十章 / 第十一章 / 第十二章 / 第十三章 / 第十四章 / 第十五章 / 新章 /
音影列伝 第十一章

音影に短い休息が訪れた。
闘いの疲れを癒す為に隊員達で湯治へ行って英気を養い、新たな忍術を生み出す為に準備をしつつ、さらなる仲間を増やす為の公演も重ねた。
音影は、その結成3周年となる時期の11月26日に、久しぶりの単独公演を行う事に決め、その為に少しずつだが着実に仲間を増やしていった。

しばらく血愚と破愚も姿を見せず、不気味な状態ではあったものの、その隙を縫って音影は再度合宿し、新たな巻物の作成にもあたった。
順調に巻物の作成も進む中、短い休息も終わった。
横浜ベイホールで行われたイベント「ちょっかな」で、久しぶりに血愚と破愚は姿を現したのだ。
パワーアップしたからくり忍者も一緒だった。

不意の攻撃、しかも久しぶりの戦闘だった事もあったが、何より敵の力が増大していた為、苦戦を強いられる闘いになったが、仲間達から力を得て、何とかその場は敵を退けた。

しかしこのままでは敗北の危険性もある。
さらなる修行を積む為、音影は「THE WAY OF THE TSUKUYOMI」と題したツアーを開催する事にした。
各隊員それぞれの個人レベルを上げる修行という意味も込め、各隊員が主催する企画を打ち、各隊員所縁の出演者達と一緒に修行を積んでいった。

星之巻、櫻之巻、漣之巻、奏之巻、鬼之巻と、各隊員の名前を冠した全ての回が大いに盛り上がり、非常に楽しいツアーとなったのだが、その最後、影之巻で波乱が起こった。
ちょっかな以来行方知れずであった血愚と破愚が姿を現したのである。

二人によると、行方知れずだった間にも11月26日に行う音影単独公演を失敗させる為の様々な作戦が既に開始されていたと言う。
そして、その日に完全決着をつけるべく、「あの方」を呼んでいると言う。

音影はその作戦を阻止する事ができるのか?
また、「あの方」とは一体誰なのか?

謎と不安を残したままではあったが、とにかく来るべき闘いに備える音影であった。