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音影列伝 第十二章

遂にやってきた2010年11月26日。
音影は結成3周年と、初のフルアルバム「月讀」の発売を記念して、渋谷O-WESTで「澁谷西月讀巻」と題した単独公演を開催した。

長らく音影と戦ってきた血愚と破愚は、自分達の行動は正義なのか悪なのか疑問を持ちながらも、この日音影を倒す為に、幻魔忍軍の統領、幻朧斎の実弟である、幻魔忍軍最高幹部の一人、幻龍斎に助けを求めた。

幻龍斎は視覚、聴覚、声、そして心まで奪うという秘術が記された巻物「月讀巻」を血愚と破愚に託し、二人を送り出したが、これは罠であった。

月讀巻は血を浴びないとその効力を発揮しないという魔の巻物で、その生贄とする為に二人を送り出したのであった。

幻龍斎は、音影と対峙する血愚と破愚の隙をつき、からくり忍者と共に二人を騙し討ちし、二人の血によって月讀巻の真の能力を覚醒させた。

幻龍斎の月讀術により、視覚、聴覚、声を奪われた音影であったが、隊員の心をひとつにし、楽曲を演奏。
音の忍術によって心を奪われずに、視覚と聴覚と声を取り戻した。

そして李維と幻龍斎の一騎打ち。
苦戦する李維であったが、会場に集まった約500人の仲間達の力を得る事により、何とか幻龍斎を倒す事ができた。

その後、虫の息だった血愚と破愚を介抱し、改心させ、単独公演「澁谷西月讀巻」は大団円を迎えた。

しかしそれは、次なる戦いと波乱の幕開けでもあった。